シミの治療を行う際には、紫外線対策が欠かせません。老人性色素斑であってもそばかすであっても、紫外線の影響を受けています。また、ホルモンバランスが乱れることが要因だとされている肝斑でも、紫外線を受けることによって悪化することが分かっています。そのため、自分の症状に合わせた適切なシミ治療を行いながら、同時に紫外線によるダメージを受けないようにする対策を行わなければなりません。
紫外線対策として、最初に行いたいのがUVカット機能のある化粧品を利用することです。冬でも曇りの日でも紫外線は降りそそいでいますので、1年中気を抜くことはできません。UVカット機能のある化粧品を利用するようにすれば、意識することなく紫外線対策を行うことができます。紫外線が強くなり始める5月ごろになると、それだけでは対処しきれなくなります。
その場合には日傘や帽子などを上手く活用して物理的に防ぐことを考えます。紫外線を受けてもすぐにシミになるわけではなく、生成されたメラニンが長い間蓄積されて沈着することが原因です。つまり、順調に排出されればシミにはなりませんので、排出機能を高めるケアを行うことも有効です。肌のターンオーバーを高める作用のある化粧品を利用し、水分と油分のバランスを整えます。
バランスの良い肌は細胞が活発に働きますので、生まれ変わりも順調に行われます。これらの予防が一番の解決策になり、治療の効果も高めてくれます。